就職活動でも、転職活動でも「成長」はやたらとキーワードだ。
「成長したい」
「成長できる環境に身を置きたい」
など、成長は給与と同等に「誰もが求めて当たり前」のような存在として扱われる。
ただ、僕はそのセリフを言われる度にモヤモヤする。
それは「成長」という言葉に宿るファジー(あいまい)な雰囲気が要因だ。
それっぽいビジネスカタカナ用語を多用する人も同じで、ファジーな言葉を使う人はその言葉をファジーなまま使っている。
そこに「こう言っておけばいいだろう感」を感じてしまう。
「それはどういう意味で言っていますか?」と聞いても答えがないことが多い。
なので、僕はそのセリフを聴くとこんな図でヒアリングする。これは経験則だが「成長したい」と言う人は、AやCを求めていることが多い。
ただAやCを得られることと「あなたが成長するかどうか」は、全く別の話だ。
例えばAを「資格」だとして、「資格を取得できた=成長できた」とは限らない。
たぶん僕のモヤモヤの本質は、求めているものと、使っている言葉のズレなんだろうと思う。