営業DXは進んでいるのか
ソフトブレーン株式会社は、10月25日、同社の顧客170社に対して「営業DX」に関するアンケート調査を、2021年9月14日~10月15日に行った結果を発表しました。
営業でデータ活用できている企業は約15%
調査によると、現在データを活用した営業ができている企業は、わずか14.9%。
販売管理データ、案件データ、商談データ、受注失注データなどの多くのデータがありますがそれらの情報を管理、活用している企業は一部にとどまるようです。
営業活動で重視するのは「顧客データ」
営業活動に役立つと思うデータについて尋ねたところ、1位「顧客データ(19.4%)」、2位「営業行動データ(16.1%)」、3位「顧客接点データ(14.5%)」が上位にランクインしました。
一方、新型コロナウィルスの影響によりデジタル上での顧客接点が増えるなか「WEBサイトの閲覧データ」との回答はわずか7.3%。この結果は、営業活動に役立たないという理由からではなく、データの活用の仕方がわからないことが理由であると考えられます。
顧客関連のデータ分析には至っていない実情も
実際に管理・分析を行っているものを尋ねたところ、1位「売上予実管理・分析(20.0%)」、2位「顧客、企業属性・分析(15.6%)」、3位「営業行動管理・分析(14.1%)」が上位にランクイン。
顧客に関するデータは営業活動に役立つと考えてはいるものの「顧客接点分析(6.7%)」「顧客行動分析(3.9%)」と、顧客関連の分析はいまひとつ進んでいないようです。
そこで、管理・分析できない要因は何か尋ねたところ、最多は「活用を意識したデータ収集ができていない(22.8%)」となりました。
また、「管理、分析する人材がいない(20.1%)」「データを格納しているDBやツールがバラバラで統合できない(19.5%)」といった声も多く寄せられ、人材の確保やデータを上手く活用できていないという課題が見受けられました。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ソフトブレーン株式会社 プレスリリース
https://www.softbrain.co.jp/