「好きなことで、生きていく」はYouTubeの広告コピーとして有名で、ホリエモンも同タイトルの書籍を出している。
事実、Z世代にはこの価値観が浸透しており、調査をしても8割以上が「好きなことや趣味を仕事にしたい」と回答している。
仕事=ガマンが基本だった世代からすれば「仕事はそんな甘いもんじゃない」と説教したくなるかもしれないが、YouTuberのような働き方が当たり前になった今、その説教は聞き入れられないだろう。
「じゃあわかった。好きなことを仕事にするってことは、プライベートとかなくなるぞ。その覚悟はあるのか!」
と、今度は問い正したくなるかもしれないが、同調査ではこんな結果も出ている。
2つの結果を合算すると、
・趣味や好きなことで稼ぎたい
・その上でプライベートな時間もしっかり確保したい
ということになる。
「そんなことできるわけないだろ!」というツッコミが入りそうだが、落ち着いて考えれば「それができたら最高だよね」と返すべきかもしれない。
「そんなことできっこない」はイノベーションにつきものだ。イノベーションにはバイアスブレイクが必要だ。
「仕事=ガマン」もバイアスだし「趣味で稼ぐ=プライベートがなくなる」もバイアスなのかもしれない。
これからの趣味は「仕事用の趣味」と「プライベートの趣味」にわかれていくのかもしれない。