副業の定義とは!副業を始める前に知っておきたい基礎知識を解説

副業をしている方の数は年々増えています。副業をする理由は人によって異なりますが、その多くは「スキルアップのため」「新たな仕事に挑戦したい」「将来に不安がある」などが挙げられます。

本記事では、「これから副業を始めたいけれど、副業のことがよく分からない」と言う方のために、副業とは何か、副業と兼業・複業の違いはどこにあるのかを解説していきます。

あわせて、副業のメリット、副業をする際の注意点、副業の始め方についても説明を行うので、参考にしてみてください。

副業とは

副業は「サイドビジネス」「兼業」と言い換えることもできます。副業を定義するのは難しいですが、本業とは別に、パート・アルバイト、日雇い、在宅ワーク、株などで稼ぐことだと考えて良いでしょう。

収入に関して言うと、本業とは別に何らかの収入があることを指し、その額について問われることはありません。月に1000円前後の副収入を稼いでいる場合も、「副業をしている」と言えるでしょう。

副業の仕事・職種

副業で務める仕事は多様であるため、全てを羅列することは容易ではありません。ここからは、副業の中でもメジャーな職種をご紹介します。

・講師
・ハンドメイド
・試験監督
・レジバイト
・清掃バイト
・コンサルティング
・アフィリエイト(ブロガー) など

上記の職種は、副業についてこれほど話題に挙がる前から、副業として従事されていた方が少なくありませんでした。

近年では、ウェブ系の副業をしている会社員が多く、ブロガー、ウェブライター、動画編集、エンジニア、オンライン講師などを副業としてされている方も多く見られます。あわせて、電子書籍の執筆・販売、SNSのアイコン作成なども令和に入ってから目立つようになった副業です。

副業の範囲

副業の範囲とは本業よりもそれにかける時間が少なく、収入も本業を下まわるものとして考えられることが一般的です。ただ、本業を上まわる金額を副業で稼がれる方もいます。

副業は本業と比較して大きな責任を問われることはなく、気軽に始められ、辞めるのも比較的簡単です。本業の場合、会社を辞める際に、引き留められたり、咎められたりするケースも少なくないですが、副業では基本的にそうしたことはないと言えます。

複業、兼業との違い

最近、「副業」にあわせて「複業」、「兼業」といった言葉もよく使われるようになりました。ここで、「複業」と「兼業」について言葉の意味を確認しておきましょう。

・複業
複業の「複」とは複数の本業を持つことを意味しています。複業に含まれる全ての業務にかける時間、労力は同程度であることが一般的です。複業では受け持つ全ての仕事においてプロ意識が求められます。

・兼業
本業以外に自ら事業を持っていることを言います。副業と異なる点は、兼業の場合は会社員でありながら、自分で会社を経営するなどのビジネスをしているところにあります。

副業、複業、兼業は似ているようにも捉えられますが、働き方、雇用形態などが一部異なります。一方、いずれにおいても複数から所得を得ていると言う点では共通しています。

副業のメリット

副業をされている会社員の中には、副業に対してお金以外のメリットを感じている方も少なくありません。

ここからは、副業をすることで得られるメリットについて確認していきましょう。

収入・スキルアップ

本業と似ている副業をすることで、本業のスキルをそのまま副業に活かすことができます。副業で得たスキルを本業で発揮することも可能なので、キャリア形成につながるでしょう。

また未経験の副業をすることで、新たなスキルを身に付けることができます。特に「プログラミング」や「デザイン」などの専門的なスキルを習得すると、高収入も期待できます。

転職探し

日本において転職は同業他社で経験、もしくは高度な資格・専門知識を保有していなければ難しいと言われています。経験、スキルのない状態で転職活動をしても、待遇が以前の職よりも劣ることも多いです。

しかし副業である程度の経験やスキルを身に付けていれば、副業で行っている職業に正社員として働ける機会に巡り合える可能性もあります。副業経験が転職活動において役立つことは確実です。

副業の注意点

副業は簡単に始めることはできますが、副業について何も知らない状態で始めた場合、何らかのルールに引っかかってしまうことも少なくありません。

以下、副業を始めるにあたって、最低限おさえておきたい3つのポイントを紹介していきます。

就業規則の確認

政府は2018年から会社員の副業を容認するよう、各社に促しました。しかし、企業、および職種においては未だ副業が就業規則で禁止されています。

副業が会社にバレた場合は、解雇になってしまう可能性もゼロではありません。副業禁止の企業にお務めの方は注意しましょう。

本業との両立

副業を始めると、本業に支障が出るケースが多いです。たとえば、平日の夜遅くまで副業をしていて睡眠不足に陥ったり、休日も副業の仕事をしているために疲れが取れなかったりなど。副業を始めたことによって、本業での生産性が低下した方、集中できなくなった方も珍しくないのです。

副業を始める際は無理のない程度に留めておきましょう。副業によって本業がダメになったら本末転倒です。

税金の支払い

会社員の場合、各種税金の支払いは会社が行ってくれます。しかし、副業で得た収入分の税金の支払いは自分で行う義務があります。これを怠った場合、罰金を取られることもあるので注意しましょう。

副業で得た所得は、毎年2月16日から3月15日の期間中に税務署へ確定申告を行う必要があります。所得の申告方法は、書類を税務署に直接持参する他、オンライン、郵送でも可能です。

副業の見つけ方

どのような職を副業でやりたいか決め、その職のスキルがある程度身に付いたら、仕事を探しましょう。言うまでもなく、副業で稼ぐためには自分で仕事を見つけ、契約を獲得する必要があります。

以下の2点が副業のメジャーな探し方です。

エージェントの利用

副業を探されている方は、副業先を紹介してくれるエージェントに登録する方法があります。登録時には、学歴・職歴に加えて、保有資格や自己PRなどの記入も求められるでしょう。

エージェント経由での副業探しのメリットとして、仕事を紹介してもらえるだけでなく、担当者からアドバイスをもらえることも挙げられます。一人で副業を探す自信がない方、どうやって仕事を見つければ良いか分からない方はエージェントへの登録がおすすめです。

クラウドソーシングサイトの利用

クラウドソーシングサイトの代表的なものとして、クラウドワークス、ランサーズなどが挙げられます。いずれにおいても登録は無料で、仕事の契約から報酬の振り込みまでオンライン上で完結することがほとんどです。

報酬を得られた場合、クラウドソーシングサイトに対して各種手数料などが発生しますが、クライアントともめた際に仲介に入ってもらえるので安心です。

まとめ

副業をすることによって、毎月の収入を増やせるだけでなく、新たなスキルを獲得できるといったメリットがあります。

そのため、副業は現在の収入に不満を抱えている方だけでなく、将来的に転職したい方、キャリア形成を図りたい方にもおすすめです。

副業を考えている方は、エージェントやクラウドソーシングサイトの利用から始めてみるのはいかがでしょうか。

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