【エンジニアとは】仕事内容や年収をわかりやすく解説!
- 2021/11/16
- コラム
エンジニアは社会において高い需要のある職業の一つです。IT社会と言われる今日、多くの企業でエンジニアの獲得が急務となっています。しかし、エンジニアの仕事内容に関する世間の認知度はそう高いものではないのが現状です。
そこで、本記事では、エンジニアとはどのような仕事なのか徹底解説していきます。仕事内容、年収、さらには仕事を得る方法についても分かりやすく解説していきますので、エンジニアに興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エンジニアとは
エンジニアとはエンジニアリング(工学)に関しての専門知識を持つ人のことを指します。エンジニアはプログラミング技術を使い、現代社会を陰で支えています。たとえば、サーバーに不具合が発生してシステムを利用できなくなった場合、エンジニアが修復作業を行います。
現代社会では、IT技術がいたる所で使用されています。そのため、エンジニアの需要は高い一方、人材不足が問題になっているのです。新卒採用だけではなく、中途採用においても門戸は大きく開かれている傾向にあります。
エンジニアの種類
エンジニアと一口に言っても、エンジニアにはいくつかの種類があります。どの分野を専門とするかで、扱う製品・サービス、働き方なども大きく変わります。
ここでは、開発エンジニア、インフラITエンジニア、営業系エンジニアについて解説していきます。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った分野を見つけてみましょう。
開発エンジニア
開発エンジニアとは、Web、AI、アプリなどの開発を行うエンジニアのことです。みなさんが見ているWebサイトやアプリは、開発エンジニアの手によってつくられています。
開発エンジニアはクライアントの要望を聞き取り、クライアントの求めるシステムの制作に従事しています。クライアントの要望をヒアリングし、その内容をもとにシステム設計を行います。設計内容を元にコーディングを行ったら、不具合がないかテストします。システムの納品後に行う、メンテナンスやトラブル対応なども重要な仕事です。
開発エンジニアの年収は平均500万円前後が相場と言われています。AIエンジニアは開発エンジニアの中でも年収は高い傾向にあり、600万円台以上の年収を得ている方も少なくありません。
インフラITエンジニア
インフラITエンジニアは、ネットワーク管理、サーバーの構築、クライアント端末の設定などといったITインフラを担当します。私たちが、オンラインショッピングを利用したり、ネットゲームで遊んだりできるのもインフラITエンジニアの方たちの力があるからなのです。
インフラITエンジニアは、ITインフラの監視、メンテナンス、トラブル対応などを行います。ITインフラの中には24時間365日対応が求められる仕事も多いため、シフト制の勤務になることも珍しくありません。
インフラITエンジニアの年収は平均500万円程度です。実力のあるインフラITエンジニアの中には、年収600万円以上の方も少なくありません。
営業系エンジニア
営業系エンジニアとは、エンジニアとしての専門知識を活かして営業活動を行う人たちです。クライアントと打ち合わせを行ったり、システムの提案を行ったりするため、専門知識やスキルだけではなく、営業力やコミュニケーションスキルも求められます。
営業系エンジニアは、サポートエンジニアとセールスエンジニアに分けることができます。
・サポートエンジニア
サポートエンジニアは問い合わせ対応、IT製品導入の提案・レクチャーの他、トラブル対応などのサポート業務全般を行います。年収は平均430万円程度と言われています。
・セールスエンジニア
セールスエンジニアは製品やIT技術に関する知識をもってセールスを行う人たちのことです。エンジニアとしての知識を活かしてクライアントに最適な提案を行うことが求められます。セールスエンジニアの年収は平均650万円程です。
フリーランスエンジニアとして働くには
ここまでエンジニアについて解説してきました。エンジニアについて、企業で働くイメージがあるかもしれませんが、フリーランスとエンジニアは相性がとても良いです。エンジニアが不足している企業が多いことからも、フリーランスエンジニアのニーズも高いです。
フリーランスでエンジニアとして働くにはどのようにすればよいのか、以下で解説していきます。
必要なスキル
まずは、フリーランスエンジニアとして働くための必要なスキルを見ていきましょう。
・スキル
エンジニアとして正社員で働きたい場合、完全未経験でも内定を出してくれる企業は少なからずあります。しかし、フリーランスとして働く場合は、一定以上のスキルを持っていることが大前提です。
必要となるスキルは請け負う業務によって異なります。システム開発を担当する場合は、Java、C言語、Python、PHPといったプログラミング言語が必要です。Webエンジニアの場合はHTML/CSSの知識が必要になります。
最近では、エンジニアとしてのスキルだけではなく、英語力、コミュニケーション力なども求められます。フリーランスエンジニアとして活躍したい方は、エンジニアとしてのスキル+αがあると良いでしょう。
仕事獲得方法
フリーランスエンジニアは、自分自身で仕事を探し、案件をとらなければ報酬が発生しません。
フリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法として、次のような方法があります。
・クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトを利用して仕事を獲得しているフリーランスエンジニアの方はとても多いです。クラウドソーシングとは企業や個人がネット上で仕事を依頼し、個人が仕事を受注するサービスです。
クラウドソーシングサイトを利用すれば、エンジニア未経験の方であっても比較的簡単に仕事を見つけることができます。案件によっては、受注から納品まで全てオンラインで完結します。
・知人、前職の上司から仕事を紹介してもらう
知人や上司に「エンジニアを募集してないか」と相談してみると、思いのほか仕事を紹介してもらえるケースもあります。
フリーランスとして頑張りたいと考えている方は、周囲に目標や状況などを話しておくことで、応援してくれる人が現れるかもしれません。
・企業への直営業
企業への直営業とは、Web制作会社や、エンジニアを募集している企業に直接営業する方法です。たとえば、興味のあるWeb制作会社があったら、エンジニアを募集していないか問い合わせてみても良いでしょう。
数ある仕事獲得方法の中でも、企業への直営業は難易度が高いと言われています。仕事を直営業によって受注するためには、これまでの実績や経歴も重要になります。エンジニアとしての実績がある程度あり、より高いレベルを目指していきたい方に直営業はおすすめです。
向いている人
フリーランスエンジニアとして活躍するためには、向き不向きも重要なポイントです。「自分には向かなかった」と後悔しないようにするためにも、エンジニアに向く人の特徴をチェックしておきましょう。
エンジニアに向いている人は以下の特徴を持つ方です。
・最新の技術が好き
・コンピュータが好き
・プログラミングが好き
・数学が得意
・目立たない場所で人の役に立ちたい
・コツコツとした作業が得意
・人と話すことが好き
・作業を効率化することに興味がある
上記全てに当てはまる必要はありませんが、該当項目が多ければ多いほどエンジニアの適正が高いと言えます。
まとめ
本記事では、エンジニアの仕事内容について解説してきました。エンジニアは必ずしも目立つ仕事ではありませんが、社会における「縁の下の力持ち」とも言える職業です。エンジニアがいるからこそ、私たちはWebページを見たり、様々なサービスを利用できたりするのです。
現在、エンジニアの不足が問題となっています。そのため、未経験の方でもスキルを身に付けることで、就職や転職のチャンスはあります。エンジニアの働き方は様々で、フリーランスとして個人で仕事を受注できる他、実績を積めば正社員としてリモートワークで働ける可能性もあります。