はじめてUNOをやった時、あなたは説明書を読んだだろうか。
おそらく多くの人が家族や友人たちに「やってみればわかるよ」と言われて、やりながらルールを覚えたはずだ。
プロジェクトに入る時は引き継ぎ書を読んでから入るのが基本だし、新しい領域に挑戦する社員には参考書が配られ、研修が組まれる。
なぜ子供の頃のやり方じゃダメなのか。
答えはシンプルで失敗が許されないから。
やる→ルールがわかる、が一番早いことは子供の頃の経験で誰もがわかっている。ただそのやり方には小さな失敗が伴う。
UNOを覚える時も「それはここでは出せないよ」とか「それだと負けるよ」とか、小さな失敗をしながらルールを学んだはずだ。
社会人になっても基本は同じで、本当は「まずやってみる」方が早く成長できる。
ルールをまなんで、わかったらはじめる。そんなスタンスの人と比べたら、圧倒的な差が出るだろう。
ただ、ルールを学ばせるのにはコストがかかる。だったら小さな失敗も必要なコストと捉え、小さな失敗が致命傷にならない程度のリスクコントロールをしながらやらせる方が、社員も会社も早く成長できるはずだ。
子供の頃のやり方は意外と理にかなっていたりする。