IT業界に未経験から転職できる?IT業界に転職する際にチェックしたいポイント
- 2021/8/25
- コラム
今や世界の主要産業であるIT。IT業界への転職を考える人も少なくないでしょう。専門的な知識や技術が必要とされるイメージが強いIT業界ですが、未経験でも転職は不可能ではありません。
そこで今回は、IT業界について解説した上で、未経験でもIT業界に転職するコツをご紹介していきます。
IT業界とは
IT業界は消費者がIT(情報技術)を使う環境を整えたり、ITを利用したサービスや商品を提供する業界です。
企業が展開する事業はBtoBとBtoCの2種類に分けられますが、IT業界の場合はBtoBとBtoCに加えて、企業と消費者の間に入り取り引きをスムーズに行えるよう支援するBtoBtoCを展開するビジネスモデルが存在するのもIT業界の特徴です。
IT業界の種類
IT業界は、これからご紹介する5種類に分けられることが多くあります。しかし1つの企業につき1つの分類に当てはまるとは限りません。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
・ソフトウェア
ソフトウェアとは、コンピュータ上で処理を行うソフトウェアの設計、開発、保守を行う業界です。スマートフォンやパソコンなどの機器を指すハードウェアとは異なり、ソフトウェアは目には見えないプログラムになります。
代表的な企業はMicrosoftやOracleなど。主にプログラマーやシステムエンジニアなどが活躍しています。
・ハードウェア
ハードウェアとは、パソコンやモニターなどの物理的な機器であるハードウェアを製造・販売する業界のことです。たとえば、Apple、Sonyといった企業がハードウェアに当たります。
BtoCビジネスを提供することが多いですが、企業向けのパソコンやプリンターなどBtoBに該当するビジネスも展開しています。
・通信
通信とは、固定電話、スマホ、パソコンに関する通信インフラを供給する業界です。SoftBank、docomo、KDDIなどが該当します。
次世代の通信システム5Gがスタートし、通信は注目されている業界と言えるでしょう。
・情報処理サービス
情報処理サービスとは、SI(システムインテグレーション)業界とも言われています。代表的な企業として、野村総合研究所、NTTなどが挙げられます。
情報処理サービスは、クライアントから依頼されたシステムについて企画から保守・運用まで行うことが主な仕事で、BtoBビジネスがメインとなります。
・Web業界
Web業界は、Webサイトやアプリケーションなどインターネットを通じて商品やサービスを提供します。代表的企業としては、Google、サイバーエージェントなどです。
Web業界は幅が広くビジネスモデルはBtoB、BtoC、BtoBtoCなど企業によって異なります。Web上では新しいコンテンツが次々と生み出されているので、これからもWeb業界は拡大していくと予測されています。
IT業界に転職する際に意識したいこと
現在、IT業界は人材不足に悩まされています。そのため、未経験でもIT業界に転職できる可能性は大いにあります。ここからは、IT業界に転職する際に意識したいことを紹介していきます。
未経験でも採用している企業を選ぶ
企業によって採用方針は異なるものの、新卒、及び経験者しか採用していない企業も少なくありません。完全未経験で他業界からIT業界に転職する場合は、未経験でも採用している企業を選ぶようにしましょう。
IT業界には様々な職種が存在します。その中でも未経験から転職しやすいのは、プログラマーやネットワークエンジニアと言われています。IT業界に転職をお考えの方はこれらの職種で探してみても良いでしょう。
資格を取得しておく
IT業界は資格がなくても働くことはできます。しかし、未経験からIT業界に転職を希望するなら資格を取得しておくのがおすすめです。IT業界に役立つ資格を保有していることで、即戦力として扱ってもらえることがあります。また、面接時のアピールポイントにもなり、他の求職者との差別化もはかれるでしょう。
未経験におすすめの役立つ資格としては、プログラマー向けの「基本情報技術者試験(FE)」ネットワークエンジニア向けの「CCNA」があります。これらはITの基礎的な知識を持つことの証明になるので、資格を取得しておくことをおすすめします。
前職のスキルを活かした職種を選ぶ
異業種からIT業界に転職する場合、前職のスキルを活かせる職種を選ぶことをおすすめします。たとえば、前職でマーケターをされていた方にはWebマーケターがおすすめです。
前職のスキルをIT業界でどう行かせるかを的確に話せることも、採用時の大きなポイントになります。
転職を成功させるコツ
他業界からIT業界への転職は可能ですが、内定を勝ち取るために準備をしっかりしておくことが大前提です。
IT業界は新しいものが常に出てくる業界ですので、既存の専門知識のみならず、やる気や意欲も重視されます。転職活動の時点では資格試験の勉強途中であったり、スキルの勉強中であったりしても、その姿勢が評価されることもあります。
IT業界への転職を成功させるコツを見ていきましょう。
志望動機を明確にする
どの業界においても当てはまりますが、履歴書や面接において志望動機を明確にしておく必要があります。人事担当者を納得させることのできる「IT業界で働きたい理由」を考えておくことが大切です。
IT業界の知識を勉強する
IT業界は専門職に当たるため、スキルや専門知識がなければ仕事になりません。転職活動時にIT業界で通じるスキルが必須とは言い切れませんが、IT業界に関する知識を学習しておくことは採用において有利になるでしょう。
プログラミングスキルを身に付ける
IT業界に転職を考えている方にはプログラミングスキルを身に付けておくことをおすすめします。IT業界の中でもプログラマーは未経験からでも採用されやすい職種ですので、プログラマーとしてIT業界に入るという手もあります。
プログラミングは独学でもスクールでも身に付けられますので、自分に合った勉強方法を見つけましょう。
まとめ
IT業界は未経験から転職でき、かつ資格がなくても働ける業界です。しかし、実際に業務を行うにあたって知識やスキルがゼロな状態だと厳しいでしょう。
IT業界に転職を考えている方は、IT業界で役立つ知識を学びながら、転職活動を行うことをおすすめします。