フリーランスエンジニアの単価は半年で月3万円増

ボスアーキテクト株式会社は、プログラミング言語ごとのフリーランスエンジニアの月額案件単価の推移に関する調査を発表した。

以下、プレスリリースより引用。

本調査は、フリーランスエンジニアやデザイナーのための求人・案件サイト「エンジニアスタイル東京」に掲載された30万件を超えるデータをもとに集計したものです。

エンジニアスタイル東京:https://engineer-style.jp

今回は、フリーランスエンジニア向けの案件の中でも、フリーランスエンジニアのプログラミング言語ごとの平均の月額案件単価をまとめてお届けします。

■平均案件単価|半年前と比較し3万円増加、ゆるやかに上昇

2023年9月時点の、フリーランスエンジニアの平均の月額案件単価は約64万円という結果が出ています。

半年前の2023年4月時点の平均単価約61万円から、ゆるやかな上昇傾向が見られる結果となりました。

また、最高単価は288万円と過去1年間の記録で最高記録を更新し、前回調査時から1万円増加しています。

2023年4月、フリーランスエンジニアの月額平均案件単価調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000083818.html

■言語ごとの平均案件単価|2位TypeScript、3位Solidityともに30,000円増加

言語ごとの平均単価のランキングでは、2023年4月時点と比較し順位の変動がなかったものの、2位のTypeScriptと3位のSolidityは単価が30,000円増加しています。

TypeScriptとは2012年にMicrosoftによって開発されたプログラミング言語で、主にアプリケーション開発といったフロントエンド開発に使用されます。TypeScriptはJavaScriptを基に開発されており、JavaScriptが進化したような特徴があり、コードの短さやエラーの防ぎやすさなどが高く評価されています。

2017年にGoogle社がTypeScriptを社内の開発標準言語として採用したことがきっかけとなり、ReactやVueなどのフレームワークもTypeScriptへのサポートを開始していることが、案件単価の上昇の背景として挙げられるでしょう。

また、TypeScriptはJavaScriptと互換性があり、かつより優れた機能が多くあるという点で高い評価を受け、JavaScriptから移行する企業も増えていることが考えられます。

インターネットの普及により、Webアプリケーションやゲーム開発といったフロントエンド開発の需要が年々高まっていることも要因の一つと考えられるでしょう。

また、3位のSolidityとは、Ethereum(イーサリアム)の共同設立者であるプログラマーのギャビン・ウッドによって開発され、C言語やC++、JAVAなどと同じ高級言語(人間が理解しやすい形式で記述された言語)に分類されます。ブロックチェーンの開発・実装に適している言語とも言われています。

案件単価が上昇した背景として、ここ数年でブロックチェーン技術の利用が急激に増加していることが主な要因として挙げられます。ブロックチェーン技術はQRコード決済や金融機関のアプリなど、金融業界で幅広く利用されるようになりました。また、初心者でも設計・開発できる柔軟性をもつため、Solidityの将来性は高いといえるでしょう。

出典元:エンジニアスタイル東京調べ

◆ボスアーキテクト株式会社
代表者:代表取締役 蝦名弘紀
所在地:東京都世田谷区奥沢5-1-11 メゾンドジョワ202号
設立:2018年10月2日
事業内容:R&D、データ分析、ITコンサル、システム開発
URL:https://bossarchitect.co.jp/

転載元:PR TIMES(ボスアーキテクト株式会社・プレスリリース)

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