単価上昇中のフリーランス職種1位は「プロジェクトマネージャー」で年収＋337万円。増加額トップ5職種のうち3職種が「エンジニア」
フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営するCAMELORS株式会社は、フリーランス・副業案件の2023年最新版｜22-23年と21-22年比較で単価上昇中のフリーランス職種はこれだ！年収時給ランキングについて調査し、発表した。
この記事では、フリーランス・副業案件の職種別平均年収・時給についての調査の一環として、SOKUDANに掲載されているフリーランス・副業案件のうち、直近1年の年収・時給単価が増加した職種をランキング記事として紹介しています。
■調査サマリー
- 全16職種のうち15職種が増加
- 上位4職種の年収は200万円を超える増加
- 上位9職種までが100万円を超える増加
- 全16職種平均では年収+127万円、時給+631円の増加
- 上位5職種のうち、3職種がエンジニア職 （データサイエンティスト、バックエンド、iOS / Android）
■調査結果はこちら
https://magazine.sokudan.work/post/yrUWI76g
調査対象
SOKUDAN（https://sokudan.work/）に掲載された求人案件（一部抜粋）の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。
・対象期間
2022年7月〜2023年6月（直近1年）
2021年7月〜2022年6月（比較対象の期間）
・対象案件数
2,279件 ※一部抜粋
■年収増加したフリーランス職種ランキング
■時給増加したフリーランス職種ランキング
■職種別の詳細
プロジェクトマネージャー：この職種は最も大きな成長を示しており、年収は21-22年から32%増加し、1,055万円から1,392万円となっています。これは、プロジェクトマネージャーが従来よりもデザイン・エンジニア・マーケティング領域を中心に多様な業務を担っていることなどで、その価値が認識されていることを示しています。
データサイエンティスト：この職種は最も高い年収・時給となっており、年収は21-22年から23%増加して1,278万円から1,573万円となっています。データ分析と人工知能の専門家への需要が高まり続けていることが反映されています。
エンジニア（バックエンド、iOS / Android、フロントエンド、インフラ）：全てのエンジニアの職種で年収が上昇しており、それぞれの職種での増加率は、バックエンドエンジニアで27%、iOS / Androidエンジニアで16%、フロントエンドエンジニアで14%、インフラエンジニアで10%です。この成長は、技術の進歩とデジタル変革の進行に伴い、これらの職種がますます重要になっていることを示しています。
事業企画：年収は21-22年から23%増加し、947万円から1,162万円となっています。これは、事業戦略の重要性が高まり、その役割に対する評価が上昇していることを示しています。
マーケティング：年収は21-22年から14%増加し、770万円から879万円となっています。デジタルマーケティングの重要性が増す中、この領域の専門家への需要も増えていると考えられます。
人事：年収は21-22年から19%増加し、542万円から644万円となっています。これは、優れた人材の採用や活用がビジネス成功の鍵となる中、人事の専門家の役割がますます重要になっていることを示しています。
カスタマーサクセス：年収は21-22年から21%増加し、484万円から583万円となっています。これは、顧客満足度とエンゲージメントの向上がビジネス成長に直結していることから、カスタマーサクセスの役割が強調されていることを示しています。
これらのデータを総合的に見ると、全体的に各職種の時給および年収が上昇しており、特にテクノロジーとデータ関連の職種（データサイエンティスト、エンジニア）や事業戦略を立案する職種（プロジェクトマネージャー、事業企画）の成長が目立つことが分かります。これらの職種が持つスキルや知識がますます重要になっていることを反映しています。
特にフリーランスでは専門スキルや知識を持った人材が多く、正社員の転職市場にはいないプロ人材を対象に案件の単価が上がっています。増加するフリーランスや副業（複業）人材の採用・活用が加速しているといえるでしょう。
◆CAMELORS株式会社
代表者 ： 代表取締役社長 田根 靖之
所在地 ： 東京都渋谷区渋谷3-27-15 坂上ビル7F
URL : https://sokudan.work/
