案件獲得の要!フリーランスエンジニアのための面接対策

会社や公的機関に所属していないフリーランスエンジニアは、案件ごとに面接にパスして仕事を得ている人も多いと見受けられます。高いスキルや能力をもっていても、面接が苦手であるがゆえに、案件を獲得できないとなればもったいないことです。

そこで本記事では、フリーランスエンジニアのための面接対策方法について分かりやすく解説していきます。一般的な面接の流れや、よく聞かれる質問、企業側が重視するポイントなどについても説明します。

フリーランスエンジニアの一般的な面接の流れ

フリーランスエンジニアの面接の流れは企業によって異なりますが、多くの企業においてある程度共通する流れで面接を行っています。また、企業によって流れが多少異なっても、質問内容や、先方が話す内容などは重なるというケースも少なくありません。

ここでは、フリーランスエンジニアにおける面接の、一般的な流れを紹介していきます。面接にある程度の流れをおさえて挑むことで、緊張感や不安が軽減されるはずです。

挨拶及び名刺交換

面接会場に入室したら、挨拶をして、名刺交換を行います。挨拶では名前に加えて、面接の場を設けていただいたお礼を簡潔に伝えることが一般的です。

面接で名刺交換が行われることも少なくありませんが、名刺交換を禁止しているエージェントも中にはあるので注意が必要です。

企業側から案件の内容や注意点について説明

採用担当者から案件の内容や、募集要項の詳細について説明を受けます。また、この時に業務にあたる上での注意点について説明されることも多いです。

説明を聞きながら、自分のスキルで対応できる仕事か、報酬に釣り合う仕事であるかなどについて考えることも大切です。

フリーランスの自己紹介と企業への質問

応募者には自身のアピールポイントや、志望動機などについて話すことが求められます。あわせて、案件の詳細を聞いた上で、「仕事を請け負ってもらえるか」といった意思確認が行われることも多々あります。

フリーランス側が企業に対して、案件に関する疑問点や、報酬に関する疑問点などを質問できる時間が面接の中に設けられていることも多いです。

スキル、実績、経歴などに関する質問

採用担当者は応募者の履歴書を見ながら、これまでの経験や資格について直接確認を行います。例えば、情報系の大学や専門学校を出ている人であれば、「学生時代にどのようなことを学んだか?」といった質問を受けることもあるでしょう。

また、「納期を守れるか?」「守秘義務は厳守できるか?」などといった確認が行われることも多いです。

解散

「面接はこれで終了です」「本日の面接は以上です」などと言われたら、「はい」と述べて退出の準備をしましょう。座った状態で採用担当者にお礼を伝え、一礼します。その後、立ち上がって一礼し、ドアに向かいます。ドアの前でも面接官に再度一礼しましょう。

よく聞かれる質問

企業によって応募者にする質問の内容が異なるといえども、多くの企業で共通して聞かれる質問もあります。面接時に聞かれる内容を整理しておくことは、面接対策として効果的です。

ここでは、フリーランスエンジニアの面接でよく聞かれる質問を紹介します。

スキルは十分か

採用担当者は応募者が案件に適した人材かどうか、履歴書や職務経歴書などを参考に判断します。面接では、応募者に業務に十分なスキルがあるか本人に最終確認を行います。

スキルに関する質問では、採用担当者に「このエンジニアになら案件を任せられる」と安心してもらうことが重要です。実績や資格、スキルを具体的に挙げて回答することで、相手を納得させやすいです。

業務において課題や苦労を乗り越えた経験

採用担当者にとって応募者が業務上の課題に対して、主体的に乗り越えようとする人材であるかは重要なポイントです。業務において想定外の課題やトラブルが発生した場合、「分からない」「想定していた業務と違う」と投げ出されてしまっては大変です。

ほとんどの採用担当者が、課題に対して主体的に取り組んだ経験がある人や、発生した問題に対して複数の観点から吟味できる人を求めています。

面接時に聞かれて、瞬時に答えることが難しい場合は、職務経歴書を見ながら整理しておくと良いでしょう。

人好き合いは得意か不得意か

フリーランスエンジニアの中には「人と関わることが苦手」であると、自分で決めつけている人も少なからずいると見受けられます。エンジニアは技術職なので、スキルや専門的知識があることが第一条件となりますが、ある程度の人好き合いができる人が求められるという見方もあるでしょう。

フリーランスエンジニアにはプロジェクト開発メンバー、クライアント、取引先の事務方など、人と話す機会は少なからずあります。積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢はもちろん、ビジネスマナーや他者に対する思いやりも求められます。

面接にあたってのポイント

フリーランスエンジニアが面接の通過率をアップさせるためには、ポイントをおさえておくことも重要です。

以下、面接にあたってのポイントを紹介していきます。

事前準備

案件獲得のための面接は行き当たりばったりではうまくいかないことがほとんどです。ここでは、フリーランスエンジニアが面接前に準備しておくべきことについて説明します。

・持ち物の確認
筆記用具、メモ帳、名刺などの持参は面接におけるマナーです。受託業務に関係する参考資料や、経歴書、履歴書などの持参が求められている場合は、忘れないように準備しましょう。

・企業への質問事項
逆質問の時間が設けられている面接は多いといえるでしょう。質問を求められた時に、「なにもありません」と答えては仕事に対する意欲を疑われてしまうかもしれません。また、質問したいことがあっても、面接の緊張した雰囲気の中で質問内容を忘れてしまったというケースも多々見受けられます。

面接に出向く前に、面接時に行う質問を用意しておくと良いでしょう。フリーランスエンジニアが面接時にする質問として、納期や作業時間、作業場所のほか、案件の内容詳細、作業時間、目標、プロジェクト関係者に関することなどがあります。

当日の注意事項

スキルのある人で面接準備をきちんと行う人でも、面接当日にミスがあっては良い結果は出ないでしょう。フリーランスエンジニアが面接当日に気をつけるべきことを紹介していきます。

・健康
日頃から健康管理をしっかりとしましょう。風邪はしかたがない部分もある程度ありますが、徹夜による寝不足、飲みすぎには要注意です。

・遅刻しない
面接に遅刻した場合、採用担当者から「時間にルーズな人」という印象を抱かれかねません。そうなると、「納期も守ってくれなさそう」「業務連絡の返信も遅そう」といったイメージもついてしまうので注意が必要です。

面接当日は早めに自宅を出て、最寄りのカフェなどで面接開始時間が近付くまで待つくらいの余裕が大切です。

企業側が重視するポイント

採用担当者がフリーランスエンジニアに求めているポイントは以下の通りです。

・仕事に必要なスキル
・募集案件に関連する実績や経験
・コミュニケーションスキル
・人間力
・傾聴力
・社会人としてのマナー
・一般常識
・ニーズ把握力
・質問力

上記すべてを完璧に身につけている必要は一般的にないと考えられます。しかし、案件をきちんと成し遂げられるスキルのほか、社会人としてのマナーやある程度のコミュニケーション能力は不可欠といえるでしょう。

まとめ

フリーランスエンジニアが案件を獲得するまでのプロセスの中に、面接が含まれていることも多いです。面接は得意不得意が人によってはっきりするといわれますが、事前準備を丹念に行い、自信をもって挑めば心配する必要はないと考えられます。

面接では採用担当者から「この人になら安心して仕事を任せられる」と思ってもらうことが大切です。社会人としてのマナーや時間厳守のほか、自身の経験や実績を挙げながら、案件にどのように貢献できるのかを説明できると良いでしょう。

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