総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社は、社会人1~3年目の若手社員(男女400名)を対象に、「新規学卒者の転職事情調査」を実施した。
以下、プレスリリースより引用。
○「新規学卒者の転職事情調査」実施の背景
2023年10月に厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」 によると、就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が37.0%(前年度と比較して1.1ポイント上昇)、新規大学卒就職者が32.3%(前年度と比較して0.8ポイント上昇)でした。マンパワーグループは、企業・組織における若手社員の定着支援を目的に、「新規学卒者の転職実情」を調査しました。
○新卒入社後3年以内で「転職経験あり(1回)」:男性が12.5%、女性が19.0%
新卒入社後に転職した人の転職回数については、男女とも「1回」と回答する人が最も多く、男性が12.5%、女性が19.0%であることがわかりました。転職した理由に関しては、「この会社にいても成長できないと思ったから(入社3年目 /男性・24歳)」、「希望勤務地がかなわない(入社3年目 /女性・26歳)」、「想像していたよりもノルマが厳しく、達成するために日々営業活動をしていくことに疲れてしまった(入社3年目/女性・24歳)」などの声がありました。
○転職する前に相談した相手のトップ3:「家族・恋人」、「友人」、「当時の上司・同僚」
転職を相談した相手に関しては、「家族・恋人」(54.9%)が最も多く、「友人」(50.0%)、「当時の上司・同僚」(24.4%)が続きました。また、「転職相談やエージェントに相談」(20.7%)が全体の約2割を占めました。
前職を退職後に後悔したこと・惜しいと思ったことは、「もう少し勤めていれば、貴重な社外研修に参加できた(入社2年目/男性・29歳)」、「人が良かったのは、前の会社だった(入社3年目/女性・24歳)」などの声がありました。
○調査結果より
今回の調査結果より、社会人1~3年目の若手社員の2割程度が、転職を経験していることがわかりました。企業・組織は、若手社員に労働環境、職場環境、給与・福利厚生などの待遇面について入社前と入社後の差異を感じさせないことが重要です。入社後は、新しいスキルの習得や学び直しの機会を提供、研修内容・制度の充実等、若手社員のキャリア形成に向けてどのように支援していくのかが課題となりそうです。
「新規学卒者の転職事情調査」実施の背景
調査結果の詳細については、下記URLよりご確認ください。
URL:https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/231130.html
【調査概要】
調査時期:2023年7月20日~7月24日
調査対象:22歳~29歳の社会人3年目までの男女
有効回答:400名
調査方法:インターネット調査
◆マンパワーグループ株式会社
ホームページURL:https://www.manpowergroup.jp