企業が感じるメリット・デメリットは?テレワークの実態調査

テレワーク導入企業の半数以上が不満を感じている

株式会社帝国データバンク(以下、TDB)は、2月10日、企業がテレワークで感じたメリット・デメリットについてのアンケートを2022年2月4日~8日に行い、有効回答企業数は1,837社分を集計した結果を発表しました。

TDBの調査によると、テレワークを実施している企業は31.5%。そのうち52.1%がデメリットの方が多いと感じていることがわかりました。

大企業におけるテレワーク実施率は全体を大幅に上回る

規模別にみると、大企業においてテレワークを実施している企業は46.0%で全体の31.5%を大幅に上回りますが、規模が小さくなるにつれその割合は低下傾向のようです。また、規模の大小にかかわらずテレワークへのデメリットを感じている企業は約半数にのぼることもわかりました。

一方、従業員数別にみると、従業員数が「300人超」企業のテレワーク実施率は57.6%でトップ。テレワークを導入し「メリットの方が多い」とした企業は45.5%、「デメリットの方が多い」と回答した12.1%を大幅に上回りました。

一番のデメリットは社内コミュニケーションに関連すること

地域別にみると「東京」「神奈川」「埼玉」「千葉」の1都3県におけるテレワークの実施率は47.2%。なかでも「東京」では56.3%と半数超の企業がテレワークを実施していました。

アンケートに寄せられた自由回答から、具体的なメリットやデメリットについて集計したところ、メリットの方が多いとしている企業のうち「通勤時間や移動時間を有効活用できる」が35.7%で最も多い回答となりました。

一方、デメリットの方が多いとしている企業のうち「社内コミュニケーションが減少する、意思疎通が困難」などコミュニケーションに関する問題が26.6%と最も多く、社内でのコミュニケーションの減少による影響を懸念している声が多く寄せられました。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社帝国データバンク プレスリリース
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p220204.pdf

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