まずはベースの色を決める。
挿し色は2色まで。
これはインテリアの本に書いてあった内装のルールだ。
このルールを守ることで、部屋全体に統一感が生まれるらしい。
ただ、僕はこのルールを企画書に応用している。
まずはベースの色を決める。
挿し色は2色まで。
インテリアの場合は「統一感を出すこと」が目的だが、企画書の場合はちょっと違う。
その目的は「優先順位をつけること」だ。
と言うのも、企画書は情報過多に陥りやすい。
あれも言いたい。
これも言いたい。
その結果、強調したい情報が全て赤文字にされて、全体の半分以上が赤に染まった企画書を見た経験は誰にでもあるだろう。
そこで例のルールが活躍する。
ポイントは「挿し色」という概念だ。
あくまで「挿し(合間に登場するもの)」なので、挿し色ばかりになってはいけない。
例えば挿し色は全体の3割以下、と規定してみる。
すると「あれもこれも大事」だった企画書の要素の中で上位30%が決定する。
さらに差し色は2色までなので、その中でも上位10%にもう1色を使えることとする。
このルールを適応することで、情報が3つにわかれる。
1.最も大事な情報(上位10%)
2.次に大事な情報(上位11〜30%)
3.通常の情報
この3つが整理されているだけでも企画書は格段に読みやすく、伝わりやすくなる。
インテリアも企画書も整理することが重要だ。