フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査

株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」にて、「フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査」が行われた。

以下、プレスリリースより引用。

【調査結果概要】

  • 男性は9割、女性は8割がフリーランス転身前に会社員経験
  • フリーランスになった理由はライフステージの変化や家族の事情
  • 生活水準が「変わらない」「悪化した」が過半数
  • 収入の多様化や貯金で不安定な収入へのリスク対策を講じている

◼️調査背景

近年、フリーランスは柔軟性のある働き方として注目されている。その一方、会社員のようには収入が安定していなかったり、福利厚生が受けられなかったりなど、懸念点も多いだろう。
フリーランスの働き方や年収など、生活面の実態を解明すべく、スキルアップ研究所はフリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査を行った。

◼️調査結果

◆男性は9割、女性は8割がフリーランス転身前に会社員経験

本調査の回答者は、女性が 60%(120人)、男性が37%(74人)、回答しないが3%(6人)であり、女性の回答者が多かった。

フリーランスになる以前に会社員であったかどうか尋ねると、男性の場合は約9割、女性は8割の人が会社員を経験していた。

実績を積んでからフリーランスになると、経験のない人よりも高収入の案件を獲得しやすくなるなどのメリットがあるため、このような結果になったと考えられる。

◆フリーランスになった理由はライフステージの変化や家族の事情

もともと会社員であった人にフリーランスになった理由を尋ねると、「ライフステージの変化や家族の事情」が17.1%と一番多かった。

このような結果となった原因として、結婚や子育てなどのライフイベントにより、働き方がある程度縛られるサラリーマンとして働くことが難しくなったことが考えられる。

もともと会社員でなかった人も「ライフステージの変化や家族の事情」が28.2%と、もっとも回答数が多い結果であった。会社員でなかった回答者の女性比率が多かったことを考慮すると、結婚や子育てなどのライフイベントが結果に影響していると考えられる。

◆生活水準が「変わらない」「悪化した」が過半数

生活水準が変化したかどうか尋ねると、29.5%が「ほとんど変わらない」、24.5%が「やや悪化した」という結果になった。

フリーランスになってから生活に変化が感じられない人や、悪くなったと感じている人が全体の過半数を占める。

柔軟性のある働き方ができる一方で、収入増加による生活水準の向上にはハードルがあるようだ。

◼️課題と展望

フリーランスに転身後、自分のために時間を割けていると感じている人は多い。このことは、ワークライフバランスを重視する現代において、大きな魅力である。フリーランスは柔軟な働き方ができることも考慮すると、今後もフリーランス人口は増加するだろう。

しかし、生活水準が向上した人は決して多くはなかった。フリーランスへの転身を考える際は、転身することで何を得たいのかを明確にし、収入の安定を図る工夫は必須である。

今後、フリーランスという働き方が自己のスキルの発揮とワークライフバランスの実現を図る有効な手段となるよう、支援の加速や制度の構築が求められる。

引用元:スキルアップ研究所調べ

【調査概要】
調査名:フリーランス転身後の生活の変化に関する実態調査
対象者:フリーランスとして働いている方
対象地域:全国
調査方法:アンケート調査
調査期間:2024年5月16日〜2024年5月23日
回答数:200

◆株式会社ベンド
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp

■株式会社学研ホールディングス
https://www.gakken.co.jp/
代表取締役社長:宮原博昭
法人設立年月日:1947年3月31日
資本金:19,817百万円
売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
電話番号:03-6431-1001(代表)

転載元:PR TIMES(株式会社学研ホールディングスプレスリリース)

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