第1位は6ヶ月連続ゲーム業界!業界別フリーランスエンジニア向け案件数を公開

ボスアーキテクト株式会社は、2023年8月のリーランスエンジニア向けの言語別案件数の推移に関する調査データを発表した。

以下、プレスリリースより引用。

本調査は、フリーランスエンジニアやデザイナーのための求人・案件サイト「エンジニアスタイル東京」に掲載された10万件を超えるデータをもとに集計したものです。
エンジニアスタイル東京:https://engineer-style.jp

今回は、フリーランスエンジニア向けの案件の中でも、フリーランスエンジニアの言語ごとの案件割合の推移をまとめてお届けします。

■フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数|ゲーム業界の動向

フリーランスエンジニア向け「業界ごとの案件割合」上位10位(2023年8月)

フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数、第1位は6ヶ月連続でゲーム業界(20.10%)となりました。

ゲーム業界のエンジニア案件増加の背景として、スマートフォンやPCなどの普及に伴うオンラインゲームの需要の増加が挙げられます。経済産業省が2021年に行った調査によると、デジタル系分野でのオンラインゲームの市場規模は1,6兆円で、全体の半分以上を占めていることがわかります。経済産業省 令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002-1.pdf

また、最近ではVR技術が急速に発展しており、VRゲーム市場も拡大しています。VRやメタバースは、従来のビデオゲームとは異なる、より没入型のゲーム体験を提供することができます。そのため、これらの技術を活用したゲームの需要が高まっており、これに伴ってゲームエンジニアの需要も増加しています。

以前まではゲーム業界といえば、コンシューマーゲームが主流となっており、ゲームエンジニアもコンシューマー向けゲームの開発が主な業務でした。しかし、オンラインゲームやスマホゲームの普及により、現代では多種多様のエンジニアが必要になっています。ゲーム業界はWEB業界同様トレンドの変化が早く、ゲームエンジニアとして活躍するためにはニーズの変化に対応して、より良いコンテンツを提供する技術が必要になります。

■フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数|通信業界の動向

フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数、第2位は通信業界(12.42%)となりました。

通信系エンジニアとは、ITエンジニアの中で、特に無線ネットワークを設計・開発する技術者などが「通信系エンジニア」と呼ばれています。通信系エンジニアは現代の通信インフラを支える役割を担っていると言えます。

通信業界のエンジニア案件増加の背景として、近年の在宅ワークの需要増により5Gなどの通信環境の整備需要が増えていることが挙げられます。自宅の通信環境などのインフラ整備、5Gなどの新技術の導入を図ったことにより需要総額は2021年時点の実績値で3兆5,529億円(2020年度比7.6%増)となっています。

特に、固定電話の加入者は減少傾向にありますが、スマートフォンの保有状況は世帯で88.6%、個人で74.3%とここ数年で大きく伸びています。20代~40代の90%以上がインターネットを利用していて、通信機器の高い需要がうかがえます。今後もますます新たな通信方式やサービスが求められると見込まれ、特に開発サイドの即戦力人材については需要が高まるとみられます。

一般社団法人 通信情報ネットワーク産業協会 通信機器中期需要予測[2022-2027年度]
https://www.ciaj.or.jp/pressrelease2022/8399.html

通信業界には、様々な職種が属しています。ネットワークの設計や構築だけでなく、運用や保守も行うネットワークエンジニア、システムの要件定義や設計、開発から実装などを行うシステムエンジニア、集められたビッグデータを分析し、改善点やビジネスに活用できる点を発見するデータサイエンティストなどが代表的です。

通信業界もゲーム業界同様、日々新しい技術が登場する、変化の多い業界です。今後もその変化に追いつく技術のキャッチアップ力が通信系エンジニアの重要な要素となります。

■フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数|WEBサービス業界の動向

フリーランスエンジニアの業界ごとの案件数、第3位はWEBサービス業界(9.89%)となりました。

WEBサービス業界とは、IT業界の一部に含まれる業界です。IT業界を取り扱うサービスや製品別に分類すると「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報処理業界」「通信インフラ業界」「インターネット・WEB業界」の5種類になります。WEB業界は、IT業界の中でインターネットを通してサービスを提供する企業を分類する業界を意味します。

総務省によると、WEB業界が該当するインターネット附随サービス業の2020年度売上高は3兆4,289億円となり、市場規模は前年度比+22.7%増でした。1兆1,736億円だった2010年から10年間の平均成長率は12.25%となっており、市場全体が大きく成長していることが挙げられます。さらに、情報通信業全体を占める割合をみると、インターネット附随サービス業は8.8%と拡大幅を広げて推移しています。

経済産業省 2021 年情報通信業基本調査結果のポイント
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220329005/20220329005-2.pdf

また、WEBサービス業のエンジニア案件の増加の背景として、もともとWEBサービスは発展し続けていましたが、コロナの影響により特にeコマースの領域で需要が高まっているとも考えられます。フードデリバリーが爆発的に流行したり、生活必需品の購入を通販に切り替えたり、ライフスタイルの大きな変化にWEBサービスが密接しています。また、企業にとってもWEBは切っても切り離せません。社内のDX化を進めたり、自社サービスの提供や宣伝にWEBを利用したり、IT以外の企業でもWEBを介したサービスの高い需要がうかがえます。

フリーランスエンジニア向け「業界ごとの平均案件単価」上位10位(2023年8月)

WEB業界は平均の案件単価も74万円と高く、高収入が狙える分、仕事量が多いという傾向もあります。

全ての業界に共通することですが、エンジニアという職種は常にアップデートされるスキルを学び続けなければなりません。今後もエンジニアとして市場価値を高めるため、各業界の動向に常にアンテナを張ることが重要となるでしょう。

出典元:エンジニアスタイル東京調べ

■ボスアーキテクト株式会社 概要
代表者 : 代表取締役 蝦名弘紀

所在地 : 東京都世田谷区奥沢5-1-11 メゾンドジョワ202号
設立  : 2018年10月2日
事業内容: R&D、データ分析、ITコンサル、システム開発
URL   : https://bossarchitect.co.jp/

転載元:PR TIMES(ボスアーキテクト株式会社・プレスリリース)

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