20~30代社会人の理想の働き方は約半数が「プライベート重視」

中国地方を中心にビルメンテナンス事業や健康福祉事業を展開し、積極的に採用活動にも注力している株式会社さんびるは、理想の働き方に関する調査を行った。

以下、プレスリリースより引用。

2019年の働き方改革関連法により、全国的に労働環境の改善が行われ、労働時間の規制や柔軟な働き方の推進が行われてきました。

新型コロナウイルスの影響もあり、在宅ワークやフレックス勤務制を導入し、現在も制度として活用している企業も多いのではないでしょうか?

一昔前と比べて働き方が大きく変わってきたことも影響して、社会人の仕事への向き合い方や企業に対して求めるものは刻々と変化しているはずです。

企業として採用活動や人材育成を行う上で、
「若手社員の求めているものがわからない」
「今までの採用・育成方法が合わなくなってきた」
と感じている方もいるのではないでしょうか?

今回の調査では、若手採用に現在注力している当社だからこそ、20~30代の若手社会人を対象に、「理想の働き方」に関する調査を行っていきます。

会社として変わらず大切にすべき点と、時代の流れに迎合すべき点の見直しを行う際にでも、調査結果をぜひ参考にしていただければ嬉しいです。

<調査概要>
調査概要:理想の働き方に関する調査
調査期間:2024年4日26日(金)
調査機関:WEBアンケート(設問選択・記述式)
調査対象:20~30代男女(会社員)
調査人数:100人

●良い企業の特徴はやはり「コミュニケーションの取りやすさ」にあり

はじめに、会社選びで重要視したことについて重要視した順に伺ったところ、「社風や人柄」を最も重要視するという方が35.0%で最多となりました。

働く上で周りの環境は重要視されており、特に関わる人の影響力は非常に高いことが予測できる結果です。

続いて、最も重要視されることとして選ばれたのが「業務内容(31.0%)」となっています。

どんな環境で、誰と、何をするかが大事なのは時代に関わらず普遍的なポイントなのかもしれません。

また、「給料」に関しては3位にもっとも選ばれる結果となった点から、ある程度は重要視している、という方が多いことがわかります。

その他の「福利厚生」や「休日の多さ」「地域貢献性」「会社の成長性」といった項目は、求職者自身の理想の働き方に合わせて、重要度合は変わっているのかもしれません。

続いて、働く社員にとって良い企業の特徴とは何だと思うか伺ったところ、「コミュニケーションがとりやすい(55.0%)」「福利厚生が充実している(55.0%)」「残業がない/少ない(43.0%)」という回答が集まりました。

前問の「社風や人柄」の重要度に続き、やはりコミュニケーションのとりやすさという環境面が最も重要視されていることがわかります。

また、残業時間の少なさを良い企業の特徴に挙げている方も多いことから、プライベートの時間をしっかりと確保したいと考えている方が多いことも予測できます。

ここまで、理想の職場環境について伺ってきましたが、実際に現在の会社に入ってから働く上でギャップを感じた経験はあるのでしょうか?
具体的なエピソードを伺ってみました。

・周りに同世代の人がいなくて、感覚の違いを感じるため仕事がしづらい
・研修制度やルールが整っていない
・担当する業務の多さが想像していた以上だった
・年齢の高い人しかいないので、話が合わないときがあるのが気になる
・部門内、部門外のコミュニケーションが少なく、情報の風通りが悪い
・同世代が少なく、残業も多かった
・完全週休二日制ではあるが、皆休日に出勤して残務整理をしている
・有給や普通の休みですら取りづらい
・上司がいなくなると途端に悪口をみんなで言い出す

同世代がいないことや部門外の方とのやり取りが少ないなど、コミュニケーション面で様々なギャップを感じた方が多いことがわかります。
また、研修制度や離職率、休暇の取得など企業側の問題も感じている方がいることも判明しました。

●【仕事のモチベーションと姿勢】“プライベート重視”の方が約半数、“仕事の成果重視”は2割という結果に

ギャップを感じたエピソードの中でネガティブな意見も多かったですが、やりがいを感じる瞬間もあると思います。

そこで、仕事の中で嬉しい、楽しいと感じるのはどのような時なのか伺ったところ、「給料が上がったとき(35.0%)」「お客様に感謝されたとき(31.0%)」「自分のスキルが活かせたとき(30.0%)」という回答が集まりました。

給料が上がることは自分の能力が認められたとわかりやすく捉えられるため、嬉しく感じる方もいるのではないでしょうか。

また、お客様から感謝されることも、大きなやりがいにつながるようです。

次に、仕事に対してどのような姿勢で望んでいるか伺ったところ、「プライベート重視(基本的に残業はしない)(46.0%)」「仕事とプライベートのバランス重視(35.0%)」「仕事の成果重視(プライベートの時間も削っている)(19.0%)」という結果が集まりました。

良い企業の特徴でも残業時間の少なさが挙げられていましたが、プライベートを重視する方が半数弱いることが判明しました。

ただ、同時に「仕事の成果重視」「仕事とプライベートのバランス重視」という回答を合わせると半数を超えることから、プライベート重視の社員だけに偏った会社の体制が必要なのではなく、仕事もしっかりがんばりたいという思いを持った社員の気持ちにも寄り添えるよう、ひとりひとりの目標や個性に応じたサポートが求められているのかもしれません。

●最も活用されている福利厚生は「通勤手当」「食事補助」「子育て支援」

ここまで、理想の働き方について調査を行ってきましたが、企業側で社員満足度を上げる工夫の一つとして福利厚生が挙げられると思います。

そこで、現在勤めている会社でよく活用されている福利厚生について伺ったところ、「通勤手当(41.0%)」「食事補助(ランチ制度など)(28.0%)」「子育てに関する休暇や手当(25.0%)」という回答が集まりました。

通勤手当や食事補助といった毎日の出費軽減につながる福利厚生は多くの方が利用しているようです。

特に食事補助の制度は社員の出費軽減だけでなく、運用方法次第で社員同士のコミュニケーションを活性化する手法にもなるのではないでしょうか。

また、急なトラブルも多い子育てに関する手当も、次いで多くの方が利用していることが明らかになりました。

最後に、あったら利用してみたいと思う福利厚生について伺ったところ、以下のような回答が集まりました。

・有給休暇を取った方がよい雰囲気を作るサポート
・マッサージ無料、お昼寝場所自由利用
・飲み会費用のサポート
・接待費サポート、睡眠時間サポート
・資格取得支援
・旅行割引支援制度
・フィットネスクラブ割引
・自己啓発手当
・温泉やテーマパークへの割引

マッサージや一時話題になったお昼寝(シエスタ制度)といった仕事のパフォーマンスに関わる内容をはじめ、資格取得のサポートなど、スキルアップのための福利厚生を求める声も多く挙がりました。

また、プライベートでも利用ができる旅行割引や温泉・テーマパークの割引といった制度も求める声は多いようです。

●まとめ:若手社員にとって一緒に働く社員と環境はやはり重要。日頃のコミュニケーションからそれぞれの志向を把握することがカギに

今回の調査では、若手社員の理想の働き方について調査を行いました。

会社選びのポイントでは「社風や人柄」、良い企業だと思うポイントでは「コミュニケーションがとりやすい」という回答が多く集まったことから、ヒトを重視して職場選びを行っている方が多いことがわかりました。

ギャップを感じたエピソードの中にもコミュニケーション不足に関する内容が多くあったことから、その重要性が伝わってきます。

また、働く上での考え方では「プライベート重視」と回答した方が半数近くおり、残業時間の少なさや休暇日数などは、求職者にとって大きな判断軸になりそうです。

社員が業務時間で高いパフォーマンスを発揮するためにも、企業側で福利厚生やその他社員支援の制度を見直してみても良いかもしれません。

ただ、本質的にそれぞれの社員が会社に対して求めるポイントは異なるのは当たり前です。

企業としてどのような人材を採用したいか、という基準の見直しや徹底に加え、採用した人材ひとりひとりと綿密なコミュニケーションを心がけながら、社員が目指す目標や理想像に対してどのようなサポートができるかを考え続ける必要があるようです。

◆株式会社さんびる
HP:https://www.sanbg.com/index.html
本社所在地:島根県松江市乃白町薬師前3番地3
従業員数:約1,000名
TEL:0852-26-0335
FAX:0852-26-0339

転載元:PR TIMES(株式会社さんびる・プレスリリース)

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