フリーランス志望のキャリアスクール「ONEマーケ (ワンマーケ)」を運営する株式会社STILEは「20代の副業とキャリアに関する意識調査」を実施した。
以下、プレスリリースより引用。
◆ 調査背景
働き方も多様化し、社員、副業、フリーランスなど、さまざまな働き方の変化により、「自由度の高いキャリア選択意識」が若い世代を中心に拡大しています。STILEはそんなさまざまなキャリア選択意識の変化から「副業を活用しながらキャリアを自由に選びたい」と言うニーズが高まっていると仮説を立て、「20代の副業とキャリアに関する意識調査」を実施しました。
◆ 調査概要
調査方法:20代向けアンケート調査
調査対象:20歳〜29歳(男性36.7%、女性63.3%)
回答者数:n=120
調査期間:2024年2月26日(月)
調査内容分析:株式会社STILE
※ 調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。
※ 本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【SHE株式会社 調べ】とご明記ください。
◆ 調査結果サマリー
- 【1. 副業希望の意識】
「副業したい」と回答した20代が4人中3人も。副業をキャリア形成の一環として捉える若者が増えている結果に - 【2. 若者に人気の副業】
最も人気はスキマ時間でできる「ポイ活」に。一方でスキルを活かした副業やキャリア形成に繋がる副業への関心の高まりも - 【3. 副業に期待する収入目標】
- 最も多かった回答は全体の39.2%が「2万〜5万円未満」と回答。同時に本業以上の収入が目指せる副業も求められている
- 【4. 将来へのお金の不安】
- 8割以上の若者が「将来のお金に不安がある」という回答に。将来的な経済状況に対する漠然とした不安が広まっている
- 【5. 本業との関わり方】
「本業を辞めずに副業したい」という回答が全体の6割以上。将来への不安から副業が求められていることがわかった - 【6. 転職ニーズと副業ニーズ】
- 転職を考えたことがある若者は56.6%に。幅広いキャリア選択に繋がる点から副業ニーズが転職ニーズを超える結果に
【1. 副業希望の意識】「副業したい」と回答した20代が4人中3人も。副業をキャリア形成の一環として捉える若者が増えていることがわかった
「副業したいと感じたことはありますか?」という設問に、20代(男女を問わず)のうち、74.2%が「副業したい」と感じたことがあると回答しており、副業への関心の高さが伺えます。
この結果は、ただの収入増加を求めるだけでなく、自身のスキルアップやキャリア形成の一環として副業を捉えている若者が増えていることを示しています。
【2. 若者に人気の副業】最も人気はスキマ時間でできる「ポイ活」に。一方でスキルを活かした副業やキャリア形成に繋がる副業への関心の高まりも
「副業するならどんな副業をしたいですか?」という設問で、最も人気があったのは「ポイ活」で全体の70.0%が選択しました。次に「アルバイト」、「投資系」と続き、手軽さやスキマ時間で取り組める点が若者に受け入れられていると考えられます。
また、「クラウドソーシング」や「SNS運用」を選択した人も一定数おり、自分のスキルを生かして副業したいという意欲も見て取れます。自分のスキルを活かせる副業や、将来のキャリア形成に繋がる副業への関心が高まっており、若者のキャリアに対する意識の変化が表れていると考えられます。
【3. 副業に期待する収入目標】最も多かった回答は全体の39.2%が「2万〜5万円未満」と回答。同時に本業以上の収入が目指せる副業も求められている
「副業で月いくら稼ぎたいですか?」という設問で、最も多かった回答は「2万〜5万円未満」が39.2%、次いで「5万〜10万円未満」が24.2%でした。
副業に期待する収入目標を、現実的な収入目標(月10万円未満)を設定したのが全体のうち63.3%となり、無理なく継続できる副業を目指す傾向かつ、あくまで本業のプラスアルファとして捉えている若者が多いと考えられます。
一方で本業を超える可能性のある収入目標(月10万円以上)を設定している20代も一定数おり、本業以上の収入を目指せてキャリアチェンジに繋がる副業へのニーズも一定数の若者が求めていると分かります。
【4. 将来へのお金の不安】8割以上の若者が「将来のお金に不安がある」という回答に。将来的な経済状況に対する漠然とした不安が広まっている
「将来、お金への不安がありますか?」という設問、83.3%の若者が「お金の不安がある」と回答し、将来のお金に対する不安が大きいことが分かります。
全体の8割以上(5人中4人)もの若者が「将来へのお金の不安」を感じていることからも、社会保障制度への不安や、終身雇用の崩壊など、将来的な経済状況に対する漠然とした不安が、若者世代に広がっていることが推察されます。
【5. 本業との関わり方】「本業を辞めずに副業したい」という回答が全体の6割以上。将来への不安から副業が求められていることがわかった
「副業が成功したら会社をやめたいですか?」という設問では、「副業が成功しても本業を辞めない」と答えた人が全体の60.8%という結果になり、「副業が成功したら本業を辞めたい」と答えた人を上回る結果になりました。
副業で成功しても、すぐに本業を辞めるのではなく、本業と並行して継続することを希望する人が多く、副業をしながら将来に繋がる収入やキャリアを得たいという若者が多いということがわかりました。
一方で、現在の会社や給与への不満、将来への不安から、副業で収入を得たらすぐに独立したいという意欲も一定数存在することを示しています。
【6. 転職ニーズと副業ニーズ】転職を考えたことがある若者は56.6%に。幅広いキャリア選択に繋がる点から副業ニーズが転職ニーズを超える結果に
「転職を考えたことはありますか?」という設問では、半数以上の方(56.6%)が「転職を考えたことがある」と回答しました。
【1. 副業希望の意識】から「副業したい」と感じる20代が74.2%もいることから、転職ニーズ以上に副業ニーズが若者に広がっていることが分かります。
キャリアアップやキャリアチェンジを叶える転職にはハードルを感じている若者がいる一方で、「転職よりも副業がいい」と感じる20代が多いことを示唆しており、今後ますます副業や独立、フリーランスといった幅広い働き方や、一人ひとりに合ったライフスタイルを叶えるキャリア選択が求められていることが推察されます。
●男女問わず20代の多くが、将来の不安から収入アップやキャリア形成に繋がる副業を求める結果に
今回の調査結果から、若者の副業への関心は非常に高く、収入増加だけでなく、スキルアップやキャリア形成の手段として捉えていることが分かりました。また、将来への経済的な不安から、副業を通じて収入源を確保したいという意識も強いようです。
企業は、若者の副業ニーズを理解し、副業を容認するだけでなく、支援制度や環境を整備することが求められます。また、若者のスキルアップやキャリア形成を支援することで、企業の成長にも繋げていくことが重要と考えられます。
◆株式会社STILE
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