内定ブルーの対処法は「学生に評価した点を伝える」ことが効果的

新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Careerは、公式LINEの登録者を対象に新卒の働いた感想に関するアンケート調査を実施した。

以下、プレスリリースより引用。

●調査サマリー

第一志望の企業に入社予定の人でも内定ブルーになったことがある割合は58.6%

内定ブルーを経験したことがある人の割合は65%だと判明しました。内定ブルーを経験したことがある人のうち、11月時点でも未だに内定ブルーの状態の人は43.5%でした。第一志望の企業に就職する人で内定ブルーを経験した割合は58.6%、第一志望ではない人の割合は75.5%という結果になり、第一志望だとしても5割を超える人が内定ブルーを経験していることが分かります。内定ブルーに関して、大手企業(65.7%)と中小企業(69.2%)の差はそこまでありませんでした。

内定ブルーになった後、就活を再開した学生は22.7%

内定ブルー後、「就活を再開した」が22.7%、「再開しなかった」が77.3%だと判明しました。就活を再開した学生のうち、「最初に内定した会社に入社を決めた」割合は61.1%、「就活を再開してから内定をもらった会社に入社予定」の割合は38.8%でした。意外にも、最終的には最初に内定をもらった会社に入社する人の方が多いことが分かりました。

内定ブルーを解消するために会社に期待することは「懇親会やイベントの実施」「自分が評価された点を教える」

「懇親会やイベントの実施」(41.3%)、「自分が評価された点を教える」(39.7%)と票を集めました。「懇親会やイベントの実施」に関しては、実際に内定式や懇親会後の入社に対するモチベーションは上がったと回答する人が多数を占めるため、積極的に開催すべきだと考えられます。大手企業だと、「懇親会」や「自分の評価を求める」割合が多く、中小企業は「自分の評価」「社員との面談」「人事面談」の方が強い傾向にありました。

内定ブルーの状態として多くみられるのは「会社で活躍できるか不安」「職場になじめるか不安」

「会社で活躍できるか不安」と回答した割合は42.1%、「職場になじめるか不安」は33.9%で多数を占めました。ただ、中小企業に就職予定の人の割合だけ見ると、順番が逆になり、「職場になじめるか不安」の方が多い傾向にあります。

内定ブルーになったきっかけは「評判サイトで会社の悪い評判を見たから」「第一志望に受からなかったから」

「評判サイトで会社の悪い評判を見たから」(24%)、「第一志望に受からなかったから」(16.5%)が比較的票を集め、評判サイトの影響力がかなり大きいことが分かりました。また、「友達と話していて」や「周りの就活生の方が良い企業に就活するから」など、友達や同期に影響される要因が多く見られます。

 

●【内定ブルーの調査結果】アンケートに至った背景

24卒が新社会人になるまで残り4カ月を切りました。

ほとんどが就活を終え、残りわずかな学生生活を送るなかで、入社する企業に対してどのようなことを思い、行動しているのかを調査すべく、アンケートを取りました。

「内定ブルー」の実態を調べることで、各企業様の今後の採用活動や人材育成の参考になると考え、今回のアンケート調査を実施いたしました。

●【内定ブルーの調査結果】アンケート内容

内定ブルーになった経験はあるか
具体的にどのような状態になったか(複数回答)
内定ブルーになったきっかけは何か(複数回答)
内定式を経て就職先に対するモチベーションはどのように変化したか
就職先の懇親会や内定者イベントはあるか
懇親会や内定者イベントに参加することでモチベーションは変化したか
内定ブルーを経て、再度就活を始めたことがあるか
内定ブルーを解消するために会社に期待することは何か(複数回答)

●【内定ブルーの調査結果】調査概要

調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
調査期間:2023年11月21日(火)~ 2023年12月5日(火)
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:120

●アンケート結果

【内定ブルーの調査結果:内定ブルーの経験】

なったことがある(今も継続中):28.1%
なったことがある(今はなっていない):37.2%
なったことがない:34.7%

24卒就活生の3人に2人が内定ブルー経験者であることが判明しました。

内定ブルー経験者のうち、第一志望の企業に就職する人の割合は58.6%、第一志望ではない人の割合は75.5%した。第一志望かどうかによって、内定ブルーになる割合は大きく異なってきますが、意外にも第一志望だとしても5割を超える人が内定ブルーになった経験があるという結果になりました。

一方で、内定ブルー経験者のうち、大手企業に就職する人の割合は65.7%、中小企業は69.2%でした。そこまで差異は見られず、企業規模と内定ブルーの関係性はないと考えられます。

【内定ブルーの調査結果:内定ブルーの状態(複数回答)】

会社で活躍できるのか不安になった:42.1%
同期や先輩社員と馴染めるのか不安になった:33.9%
ワークライフバランスが取れるのか不安になった:24.8%
やりたいことができる環境なのか不安になった:24%
成長できる環境なのか不安になった:15.7%
会社の将来が不安になった:14%

業界の将来が不安になった:9.9%
※「内定ブルーを経験したことがある」と回答した人のみの割合

「会社で活躍できるか不安」と回答した割合は42.1%、「会社になじめるか不安」は33.9%で多数を占め、多くの人が会社に適応できるかどうかを悩んでいる状態であることが分かりました。一方で、会社や業界の将来性に関しては比較的低い数値になりました。転職を当たり前だと思っている世代だからこそ、将来性を気にしていない人が多いのではないかと考えられます。

【内定ブルーの調査結果:内定ブルーになったきっかけ(複数回答)】

評判サイトで会社の悪い評判を見たから:24%
第一志望に受からなかったから:16.5%
周りの就活生の方が良い企業に就職しているから:13.2%
早期選考で早めに決まりすぎて、これでよかったのかと不安を抱くから:12.4%
友達と話していて:11.6%
内定を辞退した会社の方が良かったのではないかと後悔している:8.3%
内定後のフォローが少ないから:7.4%
SNSで悪い評判を見たから:6.6%
社員や同期との雰囲気が合わそうだから:6.6%
友達から会社の悪い評判を聞いたから:3.3%
家族に反対されたから:1.7%
※「内定ブルーを経験したことがある」と回答した人のみの割合

「評判サイトで会社の悪い評判を見たから」(24%)、「第一志望に受からなかったから」(16.5%)が比較的票を集め、評判サイトの影響力がかなり大きいことが分かりました。

また、「早期選考で早く決まりすぎてしまう」ことで、本当にこれでよかったのかと考える時間ができてしまい、不安に陥ってしまうことも内定ブルーに起因する要素の一つであると考えられます。早期選考を実施する場合は、内定を出した後に定期的に内定者フォローをする必要があるでしょう。

【内定ブルーの調査結果:内定ブルー後の行動】

就活を再開した(最初に内定した会社に入社予定):14.1%
就活を再開した(就活を再開してから内定をもらった会社に入社予定):9%
就活を再開しようと思ったけど、しなかった:17.9%
就活を再開しようと思わなかった:59%
※「内定ブルーを経験したことがある」と回答した人のみの割合

内定ブルー後、「就活を再開した」が22.7%、「再開しなかった」が77.3%だと判明しました。就活を再開した学生のうち、「最初に内定した会社に入社を決めた」割合は61.1%、「就活を再開してから内定をもらった会社に入社予定」の割合は38.8%でした。意外にも、ほとんどの就活生が最初に内定をもらった会社に入社する人の方が多いことが分かりました。

【内定ブルーの調査結果:内定ブルー解消のために会社に期待すること(複数回答)】

懇親会やイベントの実施:41.3%
自分が評価された点を教えてもらう:39.7%
先輩社員との対話の機会を設ける:32.2%
人事面談の実施:25.6%
入社前研修の実施:18.2%
インターンシップやアルバイトを実施:17.4%
社内見学会の開催:14.9%

「懇親会やイベントの実施」(41.3%)、「自分が評価された点を教える」(39.7%)が票を集めました。

「懇親会やイベントの実施」に関しては、実際に内定式や懇親会後の入社に対するモチベーションは上がったと回答する人が多数を占めるため、積極的に開催すべきだと考えられます。

大手企業だと「懇親会」や「自分の評価を求める」割合が多く、中小企業は「自分の評価を求める」「社員との面談」「人事面談」の票が多い傾向にありました。特に、中小企業に就職予定の人は内定ブルーの状態で「会社になじめるか不安」と思っている場合が多いです。そのため、面談を実施して具体的にどのような会社・社員がいるのかを事前に知りたい傾向にあるのではないでしょうか。

【内定ブルーの調査結果:内定式後のモチベーション変化】

モチベーションは上がった:30.4.%
モチベーションはやや上がった:34.8%
変わらなかった:32.2%
モチベーションはやや下がった:0%
モチベーションは下がった:2.6%

内定式で「モチベーションが上がった(やや上がったも含む)」と回答した割合は65.2%でした。「変わらなかった」は32.2%で、「下がった」人はかなり少数派であることが分かります。

基本的に内定式を実施することでモチベーションは高まり、会社の一員になる意識が芽生えると考えられます。

【内定ブルーの調査結果:懇親会や内定者イベント後のモチベーション変化】

モチベーションは上がった:25%
モチベーションはやや上がった:39.7%
変わらなかった:30.2%
モチベーションはやや下がった:1.7%
モチベーションは下がった:3.4%

懇親会で「モチベーションが上がった(やや上がったも含む)」と回答した割合は64.7%でした。「変わらなかった」は30.2%で、「下がった」人は少数派で、内定式と同様の結果になりました。

◆株式会社Synergy Career
代表者:代表取締役社長 岡本 恵典
所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13桜橋第一ビル304号
設立:2020年6月
事業内容:情報通信
URL:(就活の教科書) https://reashu.com/
URL:(コーポレートサイト) https://synergy-career.co.jp

転載元:PR TIMES(株式会社Synergy Career・プレスリリース)

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