「リスキリング・アンラーニング起点の人材育成と組織開発調査」結果発表

総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社 は、HR総研(ProFuture株式会社)と企業の人事担当者および経営者を対象に、「リスキリング※¹/アンラーニング※²を起点とする人材育成と組織開発に関する共同調査(有効回答:217件)」を実施し、結果を発表した。

※¹ リスキリング:時代の変化に対応するため、業務を進める上で必要となる新たなスキルを習得すること
※² アンラーニング:これまでの知識・スキルを見直しながら有効でなくなったものを捨て、代わりに新しい知識・スキルを取り込むこと

以下、プレスリリースより引用。

⚪︎「リスキリング/アンラーニングを起点とする人材育成と組織開発に関する調査」実施の背景

2022年10月に政府は、「人への投資に5年間で総額1兆円を投入する」とリスキリングへの支援強化を表明しました。マンパワーグループは、日本を含む世界で急速に進むリスキリングに関して、日本企業のリスキリングの実施状況・取り組みの実態を調査しました。

⚪︎リスキリングの実施状況:リスキリングを組織的に推進できているのは、4社に1社

リスキリングの実施状況について、全体の約7割が「行っていない」(76%)と回答をしました。一方、企業規模別では、1001名以上の企業が「リスキリングを行っている」(39%)と最も多く、301~1000名の企業では(17%)、300名以下の企業は(15%)と、それぞれ2割以下の結果です。

⚪︎アンラーニングの実施状況:企業規模別1001名以上では、2割近くが組織的にアンラーニングを推進

アンラーニングの実施状況に関して、全体で「行っている」(9%)と回答したのは、1割未満の結果となりました。現状、アンラーニングを取り入れている企業は少数派であるものの、「リーダー人材向け研修の一環として実施(企業規模別:1001名以上/メーカー)」、「キャリア休職制度(企業規模別:1001名以上/メーカー)」により、アンラーニングを取り入れている企業があります。

⚪︎人材育成全般の課題:「従業員のキャリア自律意識を高められていない」企業は、約5割

人材育成全般の課題については、「特に課題はない」(15%)と回答したのは2割未満の結果となり、約8割の企業が人材育成に課題を感じていることがわかりました。「従業員のキャリア自律意識を高められていない」(47%)が最も多く、「管理職層のキャリア自律意識を高められていない」(41%)、「キャリア支援を行うノウハウ・知識が社内で不足している」(37%)が続き、組織全体でのキャリア自律・キャリア形成支援が求められています。

⚪︎調査結果より

今回の調査結果から、組織的にリスキリング、アンラーニングの取り組みに踏み出せている企業は、半数以下であることがわかりました。
従業員がリスキリング、アンラーニングの必要性を理解し主体的に取り組んでいくためには、従業員の「キャリア自律」が重要です。しかし、多くの企業では、「キャリア自律」促進が課題となっているため、リスキリングとアンラーニングの連携、キャリアプラン策定など総合的な施策を講じていくことが求められています。

■調査レポート全文は、以下URLよりご確認ください。
URL:https://mpg.rightmanagement.jp/hrcafe/survey_reskilling/

【調査概要】
「リスキリング/アンラーニングを起点とする人材育成と組織開発」に関する共同調査

調査主体:マンパワーグループ株式会社/HR総研(ProFuture株式会社)
調査期間:2023年8月4日~8月17日
調査方法:WEBアンケート (全国の人事責任者および担当者、経営者)
有効回答:217件
企業規模(従業員数)構成比:1001名以上 33% /301~1000名 24% /300名以下 43%
業種構成比:メーカー企業 41% / 非メーカー企業 59%

【マンパワーグループ株式会社 会社概要】
社名:マンパワーグループ株式会社
所在地:〒108-0023東京都港区芝浦3 -1 -1 田町ステーションタワーN 30階
代表者:代表取締役社長 池田 匡弥
資本金:40億円
設立年月日:1966年11月30日
業務内容:人材派遣/請負事業、職業紹介事業、アウトソーシング事業、再就職支援、タレントマネジメント等
ホームページURL: https://www.manpowergroup.jp/

転載元:PR TIMES(マンパワーグループ株式会社・プレスリリース)

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