リスキリングへの関心は働き方に関係ないという結果に

株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社ベンドが運営する「スキルアップ研究所」にて、「働き方別のリスキリングについての実態調査」を行った結果を発表した。

調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4892

以下、プレスリリースより引用。

【調査結果のポイント】
・リスキリングへの関心は働き方に関係なくほぼ同じ
・学習時間の確保に対して働き方によって異なる課題がある
・リスキリング費用の自己負担が重荷に、会社からの支援不足が働き方に関わらず課題

〈調査概要〉
調査名:働き方別リスキリングについての実態調査
対象者:20代~60代の社会人
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年4月16日〜4月23日
回答数:300名

◼️調査背景

企業を取り巻く環境が急速に変化する中、従業員の能力開発であるリスキリングの重要性が高まっている。

働き方が多様化する現代において、出社中心とリモートワーク中心の働き方で、リスキリングへの意識や取り組みに差異が生じている可能性に着目し、本調査では両者のリスキリングの実態を多角的に比較分析する。

この分析を通じて、働き方の違いが個人のリスキリングにどのような影響を与えているのか、その実態を明らかにしていく。

◼️調査結果

◆業務の柔軟性と学習時間との相関

業務の柔軟性と学習時間の関係性については、出社頻度が高いほど業務による疲労が、出社頻度が低いほどオンオフの切り替えの難しさが学習時間を確保する上での課題として挙げられた。

働き方によって課題の性質は異なるものの、学習時間の確保は多くの人にとって共通の障壁となっていることがうかがえる。

◆会社からの費用補助と経済状況による学習費用への影響

会社からの費用補助の有無や働き方による経済状況の違いがリスキリングにかける費用に与える影響について尋ねたところ、どの層においても、「自己負担で学習費用を捻出する必要があり、経済的な負担を感じやすい」という意見が多数を占めた。

このことから、会社からの費用補助制度が十分に普及していない現状がうかがえる。

◆得られたスキルは働き方によって傾向が異なる

リスキリングを通して得られたスキルの種類を見ると、出社中心の人では会計・金融スキルを習得した割合がリモート中心の人よりも高く、一方、リモート中心の人では語学スキルを習得した割合が高いという興味深い結果が得られた。

この背景には、それぞれの働き方や職種において求められるスキル、あるいは学習しやすい環境の違いなどが影響している可能性が考えられる。

◼️課題と展望

本調査の結果、リスキリングへの関心や経験の有無、費用については働き方による大きな差異は見られなかった。しかし、リスキリングに費やす時間・得られたスキルは働き方によって違いが見られた。

特筆すべき課題として、働き方によって学習時間の確保に異なる困難が存在すること、そして費用負担感が働き方に関わらず大きいことが明らかになった。

今後は、多様な働き方に対応した柔軟な学習機会の提供と、経済的負担を軽減する支援策の拡充が求められる。リスキリングを促進し、個人の成長と企業の競争力強化に繋げるためには、より効果的な学習環境の整備が不可欠である。

出典元:スキルアップ研究所調べ
※スキルアップ研究所はこちら

◆株式会社ベンド
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F

◆株式会社学研ホールディングス
https://www.gakken.co.jp/
代表取締役社長:宮原博昭
法人設立年月日:1947年3月31日
資本金:19,817百万円
売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
電話番号:03-6431-1001(代表)

転載元:PR TIMES(株式会社学研ホールディングスプレスリリース)

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