2024年3月度の有効求人倍率が16か月ぶりに前月を上回る

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所」は、官公庁などが発表する労働市場関連データを分かりやすくまとめた労働市場データレポートを発表した。

以下、プレスリリースより引用。

今回は4月下旬に発表された最新データをもとに2024年3月度レポートについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/202403_report-3/

<トピックス>

  • 1.3月度の有効求人倍率は1.28倍。2023年度平均では1.29倍で、前年度の1.31倍を下回る。
  • 2.完全失業率は2.6%。前月と同水準、前年同月差-0.1ポイント。
  • 3.新規求人数は前年同月比-7.4%で7か月連続マイナス。また主要7産業もすべてマイナス。

■1.3月度の有効求人倍率は1.28倍。2023年度平均では1.29倍で、前年度の1.31倍を下回る。

2024年3月度の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍で、前月差+0.02ポイント、前年同月差-0.04ポイントとなり、16か月ぶりに前月を上回りました。パートのみの求人倍率(季節調整値)は1.23倍で前年同月差-0.09ポイント、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍、前月同月と同水準となりました。毎年4月末に発表される年度平均の数値は、2023年度平均の有効求人倍率は1.29倍でした。コロナ禍からの上昇基調が一段落して、前年度の1.31倍を0.02ポイント下回りました。

■2.完全失業率は2.6%。前月と同水準、前年同月差-0.1ポイント。

完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月と同水準、前年同月差-0.1ポイントという結果になりました。年齢階級別では、35-44歳(+0.2ポイント)のみが前年同月より悪化しました。完全失業者数は185万人で、前年同月より8万人減少しています。

■3.新規求人数は前年同月比-7.4%で7か月連続マイナス。また主要7産業もすべてマイナス。

新規求人数の伸び率は前年同月比-7.4%と、7か月連続でマイナスとなりました。産業別の伸び率では増加したのは、電気・ガス・熱供給・水道業(8.1%増)、学術研究,専門・技術サービス業(1.6%増)など3産業のみで、製造業(10.8%減)、生活関連サービス業,娯楽業(10.5%減)、教育,学習支援業(10.5%減)はじめ、下グラフにある主要7産業(※1)ではすべて減少となりました。

※1)当研究所では求人数の規模が大きい産業で、雇用者の中に含まれるアルバイト・パート雇用者が多い産業、具体的には建設業・製造業・運輸,郵便業・卸売業,小売業・宿泊業,飲食サービス業・生活関連サービス業・サービス業(他に分類されないもの)を7主要業種として定義し、捕捉しています。

(出典)
厚生労働省「一般職業紹介 (令和6年3月分)」
総務省統計局「労働力調査((基本集計) 2024年(令和6年)3月分結果」

◆株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役兼執行役員社長 米田 光宏
資本金:700,000千円
従業員数:690名/グループ合計(2023年9月30日現在)
URL:https://tghd.co.jp

転載元:PR TIMES(株式会社ツナググループ・ホールディングス・プレスリリース)

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